- Ciscoの統合通信マネージャ(CM)とコンタクトセンターソリューション製品に、リモートコード実行の重大な脆弱性が存在することが警告されている。
- この脆弱性は、特殊なメッセージをリッスンポートに送信することで悪用され、Webサービスユーザーの権限で任意のコマンドを実行し、ルートアクセスを確立する可能性がある。
- 影響を受ける製品には、Packaged Contact Center Enterprise(PCCE)、Unified Communications Manager(Unified CM)、Unified Communications Manager IM&Presence Service(Unified CM IM&P)、Unified Contact Center Enterprise(UCCE)、Unified Contact Center Express(UCCX)、Unity Connection、Virtualized Voice Browser(VVB)が含まれる。
- 修正のための利用可能なセキュリティアップデートがあり、アクセス制御リスト(ACL)の設定が推奨されている。
- 公開のアナウンスや悪用の報告はないとされている。
- 新たなマルウェア「CherryLoader」が発見される。
- CherryLoaderはCherryTreeというアプリケーションを装い、追加のペイロードを感染したホストに提供する。
- CherryLoaderはPrintSpooferまたはJuicyPotatoNGという特権昇格ツールの一つを実行するバッチファイルを落とすために使われる。
- CherryLoaderは他のエクスプロイトコードに置き換えられるモジュール化された機能も持っている。
- CherryLoaderの配布方法はまだ不明だが、犯罪組織がRAFアーカイブファイルに含まれるCherryLoaderとその関連ファイルを使って攻撃を行っていることが確認されている。